新型ワークスMT 試乗 (1)
MTは正直ぶったまげました!
10年近くMT車にはご無沙汰だったので、だいぶ緊張してしまいましたが、実際に乗り出してみると、発進からして普通に乗れました。体が覚えてるものですね。
試乗した店舗は街中に近いので、そこそこ道路が混んでおり、大人しめの走り出しとなりました。AGSの試乗では、オートシフトにばかり気を取られていましたが、こうしてゆっくり走らせていると、あんがい乗り心地もよいのです。ネットの評判に「硬すぎる」というのがありますが、私的には「すぎる」感じは無かったです。
例えて言うなら、空気が甘くなったフレーム硬めのロードバイク(自転車)みたいな乗り心地です。路面のうねりはダイレクトに入ってきますが、鋭い入力にはへこむ感じ。学生時代は、社外ショック入りのリッターターボに乗っていたのですが、それよりは全然しなやかな乗り心地に感じました。
横道に誘導されて、信号待ちからのフル加速を試すことが出来ました。
容易にホイルスピンするとの情報だったので、1速は完全に繋げてからジワリとベタ踏み、キタ〜で吹け切り2速、まだ来る〜で吹け切り3速、まだ行ける〜、って途中でやめました。5速巡行、放心状態。これデミオより上かも!
ちなみに、1速の繋げ方は結局AGSと同じようになっちゃった私。スズキさん、勉強になります。
ところで、ネットや雑誌の情報を斜め読みすると、0-100km/hとかのタイムは、AGSもMTも、恐らく互角っぽいですよね。ターボRSとワークスがほぼ同タイムなわけだから。
でも、トルク感と伸び(持続時間?)というか、体感はAGSとMTで明確に違っていました。店に戻ってギヤ比を確認したら、MTだけが新型クロスミッションだったのですね。ようするに、そう感じるように調整されてるのでしょう、この新型MTは!
この時点で、私的疾走感ランキングは次のようになりました。
- アルトワークス MT
- デミオXD 6AT
- アルトワークス AGS
1位が断トツです。いやー、凄かった〜
もうかっちゃいてーけどかみさんどうしよう的な自問自答は続く
新型ワークスAGS 試乗
新型アルトワークスに試乗できたのは、2月に入ってからでした。代休の消化がてら、平日に心置きなくひとりの試乗です (^_^)/
まず試乗したのはAGS。学生時代は制御の研究室だったので、かなり興味がありました。そんなにうまいこと変速できんのかい、と。
乗り出して気づいたのが、1速の半クラが長いこと。あるいはスロットル制御なのかもしれませんが、いずれにしても、アクセル操作権?がCVTみたいに電子制御側に奪われちゃってる感が強かった。これは、ちょっと好みではなかった。
ただし、2速以降の変速は上手でしたね。スッとアクセルを抜くと、すかさず誰かが勝手にシフトアップしてくれる感じ。その方は相当運転が上手です。
マニュアルモードも試しましたよ。これはすげー面白かった! まるでバイクですね。
ちょっと踏んでもいいですか、はいどうぞ、ガバっ、と開けたときの加速感は250のオフ車にそっくり。シーケンシャルなシフトワークも、これまたバイクにそっくり。
ただ、正直、デミオXDの疾走感には及ばない印象を受けちゃいました。ひょっとしたら、加速度なんかはワークスAGSのほうがでてるのかもしれませんが、その最大値を味わえるはずの1速がもたついちゃうのが残念でした。もっとも、ドライバーが習熟すれば、AGSとの折り合いが上手くいって解消する問題なのかもしれません。
というわけで、本命のMT車が置いてある別店舗に移動です。
ワークス発見!
デミオに試乗してから、仕事が忙しくなってしまい、クルマのことは忘れていました。
状況が一変したのは正月に帰省したときのことです。
うちの一族は女系が強く、お袋が三姉妹、かみさんが二姉妹で、うちの子供も三姉妹という流れできています(私はひとりっこ)。なので、おやじが死んでからというもの、実家に帰ると女5人が茶の間でワイワイ、自分は隣の和室でビール片手にスマホいじりみたいな構図になりがちです。おやじも生前、いまの私と同様の体制で女子供とは別のテレビ番組を見ていたのを思い出します。
それで久々にデミオの情報収集でもしようとググりだしたら、新型アルトワークス発見! テレビもネットもほとんど見てなかったから気付かなかったんですね。
まじか!となって、テザリングでipad繋げて、本格サーフィン。
スポット増し打ち! クロスミッション! 足回り専用チューニング! レカロシート標準装備! まだまだ続く、で150万円?! おいおい聞いてねーよー!
って、文字通りひっくり返ってしまいました。ひっくり返りながら思いました、ひょっとして、150万なら小遣いローンでいけんじゃね? と。これは子持ちのオッサンにとっては、とんでもない僥倖です。
仮にデミオを家の金で買うとしたら、かみさんの意向が入りますから、恐らくXDは無理でしょう。30万円安いガソリン車で十分、さらには上級グレード無用と、強行に主張されるに決まってます。だからと言って、小遣いで買おうとすれば、自分が欲しいXDの上級グレードは高すぎます。
それに比べてワークスならどうでしょう! 私にとっての利点はこんな感じ。
- ヘソクリを放出すれば、小遣いでローン組めるかも →自分本位の車種選び
- 前評判が本当なら、追加の出費なしにスポーツ走行可能? →趣味性高し
- マニュアル楽しかった、また乗りたい →趣味性高し
というわけで、新年最初の個人的願望は、新型アルトワークスの試乗となりました。
かみさんの実家近くにスズキがあったので、帰省時がチャンスだと思ってたのですが、着くなり待ち構えていた義父にたらふく飲まされ前後不覚状態に。翌日は二日酔いで一歩も動けず、そのまま正月休みが終了してしまいました。
新型デミオ試乗
とりあえず色々試乗しようと思って、最初に選んだのはデミオでした。
以前、自動車メーカーにいる知人(技術者、マツダではない)が、
と熱く語っていたのを覚えていたからです。いわく、走り好きなおっさんのセカンドにピッタリ。私のことじゃないですか笑
それで、近くのマツダに行こうとしたのですが、家庭サービス案件が切れない切れない。マツダディーラーを横目に、家族満載のミニバンで通り過ぎること数回、それが二週にわたり、ついに堪忍袋の緒が切れました、
かみさんを子供会連合だかの会合に送り届けた帰り、子供ら満載のまま、マツダに乗り付けました。かみさんにチクられること必至なんで、避けたかったのですが、小一時間したらまた迎えに行かなきゃならないし、もういいのです。
飲み物をご馳走になっていると、お車の準備が整いましたコールを頂きました。一緒に立ち上がろうとする子供ら、おめーらはジュース飲んでろと制すると、乗りたーい、乗ってみたーいの大合唱。小6の長女と押し問答をしていると、全員ご乗車になれますよお、と営業さん満面の笑み。また余計なことを。こんなの満載したら、感動の加速が鈍るじゃないですか!
で結局、子供ら満載で試乗開始です。
営業さんの演出だと思いますが、最初はガソリンAT車でした。非常にスムーズな加速で、足回りもかっちり、また何より乗車姿勢がいい。旧年式の我が家のミニバンとは比べものにならない乗り味でした。でも動力性能は普通な感じ。
続いてディーゼルターボAT。全然違った。結構踏んだのですが、久々に味わう胸のすく加速というか、すご〜い、はや〜い、と子供らも大はしゃぎ。営業さんの計らいで、工業団地の側道にある広めのクランクを通過させて頂きました。長女がワーというぐらいブレーキを遅らせて、ガツンと荷重掛けて、グイっと切り込んだら、スパッと回頭して、何事も無しみたいな。あはは、気持ちいい〜
というわけで、デミオ買うならXDだなと、いう結論でしたが、ネックは価格でした。独身だったら翌日にでもハンコ突いてたかもしれない。
バイクを売るまで
我が家のクルマは、結婚してしばらくは、2台体制:
- 自分のCセグ(MT)
- かみさんの軽自動車(AT?)
だったのですが、2番目が生まれることになり、これらを下取りに出して、
- 7人乗りのミニバン(CVT)
を1台購入しました。(ジジババも一緒に乗れる)
このころ引っ越して徒歩通勤が可能になっていたり、子供が小さいうちは、出かけるときはかみさんと一緒がほとんどだったので、1台でも不都合はありませんでした。
しかし、末っ子が幼稚園に上がると、当然ながら、かみさんは手の空く日中、クルマで出かけるようになります。
これが私にとっては、しばしば痛かった。いきなり休みになるときってありますよね。会議が延期になって、ここぞとばかり有給消化したりとか。
で、そういうときに限って、遅めに起きるとかみさん出かけちゃった後で、クルマがない。
それで、趣味と下駄を兼ねて、250ccのオフロードバイクを買いました。それはそれで楽しかったのですが、先日ついに売ってしまいました。
なぜって、最近、雨が降ると乗る気が失せて、ウトウトしてたら夕方みたいな。若いころは全然平気だったのにね (;o;)
やっぱり、屋根と壁のついたクルマがほしい、となったわけです。
しかし、バイク売ったときの「なにやってんだこいつ?」的なかみさんの視線が気になる。これを今後はどうかわしていくのか、心して臨まねばなりません…
アルトワークス納車待ち
2月27日(土)にアルトワークスを発注して、昨日ようやく、4月16日出荷の連絡がきました。その後1週間程度でディーラーに届くらしい。
まったく、この3週間、こんなにウズウズ、ムズムズしてんのはいつ以来のことだろうか笑
ネットにあがってるワークス動画はほとんどもれなく制覇してしまったし、間がもたないので、これまでのことも含めてブログにしていこうと思います。